楽天の三木谷浩史社長兼会長は2月13日の決算会見で、携帯キャリア事業(MNO)で提供する通信サービスの料金プランを3月3日に発表すると明かした。質疑では価格帯などについての質問があったが、「お楽しみということで」と応じるなど余裕を見せた。

 楽天モバイルは4月上旬に自前ネットワークによる携帯キャリアサービスを始める予定で、今も基地局の整備を進めている。3月には基地局数が約4400局になり、総務省に提出している計画値3432局を大きく上回る見込みだとしている。

 料金プランの発表日を3月3日に設定した理由について三木谷氏は「競合他社もさまざまな対策があると思う。あまり(サービスインの)直前に発表するのも競争戦略上良くない」と話した。プランの内容については「とにかく分かりやすい料金設定にしたい」(三木谷氏)としている。

 6月には5G通信サービスの提供も始め、21年3月には5Gの全国展開を目指す。携帯キャリア各社が今春にも5Gサービスを始めると見られている中、楽天モバイルは出遅れる形になるが、楽天の広報担当者は「まずは4Gサービスをきっちりと提供する必要がある」としている。
以下ソース
2020年02月13日 19時30分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/13/news135.html