キヤノンが29日午後3時に発表する2019年12月期連結決算(米国会計基準)は純利益が10年ぶりの低水準だったようだ。景気悪化の影響は大きいが、本質はデジタルカメラなどの従来の主力事業で稼げなくなったことにある。今期は増益を目指すと見られるが、市場は目先の回復より成長シナリオの確実性を注視する。かつてない規模と速さでビジネスモデルを転換し、「デジカメのキヤノン」を過去のものにできるか。

3度の業…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54961640Y0A120C2000000/