明治ホールディングスが8日発表した2019年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比17%減の318億円だった。菓子などの食品事業は値上げが寄与し堅調だったものの、前期に計上した固定資産売却益などの特別利益が減少し、最終減益となった。

売上高は1%増の6180億円、営業利益は9%増の475億円だった。主力の食品事業はヨーグルトの競合激化により減収となったものの、値上げのほか、チョコレートや乳幼児用ミルクなどの販売が好調だった。医薬品事業もインドの海外子会社の収益改善が寄与した。

20年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比4%増の1兆3090億円、純利益は9%増の675億円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/11/8 14:28
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL08HIO_Y9A101C1000000/