Zホールディングスが1日発表した2019年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比7%減の511億円だった。広告収入などが伸びて増収となったものの、販売促進費や人件費などのコストの増加が響いた。スマートフォン決済「ペイペイ」での持ち分法投資損失を103億円計上したのも重荷になった。

売上高にあたる売上収益は4%増の4841億円だった。傘下のアスクルや通販サイト「ヤフーショッピング」の売上収益が伸びた。

「ペイペイ」に関連したポイント還元費用などの販促費などが増え、営業利益は9%減の756億円だった。

20年3月期の連結業績は、従来予想を据え置いた。売上収益は1兆〜1兆200億円、純利益が790億〜850億円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/11/1 15:32
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL01HQ5_R01C19A1000000/