遅くなりましたが続報(前場終了から再掲)

<13:14> 日経平均は小じっかり、フォワードガイダンス修正は予想通り

日経平均は小じっかり、2万2900円台前半。後場寄り後、日銀が金融政策の現状維持とフォワード
ガイダンスの修正を発表して小幅に軟化したが、その後は発表前付近まで水準を回復している。
フォワードガイダンスの修正について、市場からは「事前報道もあり、予想通り。『必要な期間』と期
限を明確にしないところなど、作り方は欧州中央銀行(ECB)に似ている。フォワードガイダンスと言い
つつ、何もガイダンスしていない」(国内証券エコノミスト)との声が出ていた。
「日銀としては無理に動かなくてもいい状況だった。フォワードガイダンスの修正でお茶を濁し、緩和
期待をつなぎとめようとした。まったくやりませんというわけではなく、株価が急激に下落したり、為替が
円高になったりしたときは動くという見通しは続く。このBOJプットは株式市場の安心感にはつながるだ
ろう」(同)との見方も聞かれた。


<12:42> 日経平均は2万2900円付近、日銀の金融政策発表受け

日経平均は2万2900円付近で推移している。日銀が金融政策の現状維持とフォワードガイダンスの
修正を決定したと発表。日経平均は発表前の2万2930円近辺から小幅に下落した。




<11:36> 前場の日経平均は反発、米株高などが支え 日銀会合待ち
 
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比43円94銭高の2万2887円06銭となり、反発し
た。米国株市場で主要3指数が上昇して取引を終えたことや、米アップル が好決算を発表したこと
などが支援材料となり、買いが先行した。一時2万3000円付近まで強含んだものの、その後は利益確定
やポジション調整の売りなどが上値を重くした。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場の予想通り25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定。
その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が今後の追加利下げがないことを示唆したものの、米国
株市場に失望感は広がらなかった。東京市場からは「米国の好況を確認する形になったと解釈されたのでは
ないか」(キャピタル・パートナーズ証券・チーフマーケットアナリスト、倉持宏朗氏)との指摘があった


米アップルが30日発表した第4・四半期(7─9月)決算は、売上高と利益が予想を上回り、年末商
戦にかかる第1・四半期(10─12月)の見通しも予想を上回った。朝方は、村田製作所 などサ
プライヤー各社の株価がしっかりとなる場面があった。

日経平均は一時上げ幅を145円に拡大し、2万2988円80銭まで上昇したが、その後は日銀決定
会合の結果発表を控えて利益確定売りなどが出た。市場からは「現状維持が見込まれているものの、強い緩
和を示唆すれば為替が円安方向に振れ、日本株の支援材料になりそうだ」(三木証券の投資情報課長、北澤
淳氏)との声が出ていた。

TOPIXは0.28%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1936億円だった。業種
別では情報・通信、ガラス・土石製品、不動産などが値上がり率上位に入った。半面、証券、ゴム製品、銀
行などが軟調だった。

東証1部の騰落数は、値上がりが624銘柄に対し、値下がりが1448銘柄、変わらずが83銘柄だ
った。