米Appleが10月30日(現地時間)に発表した第4四半期(7〜9月)決算は、売上高は前年同期比2%増の640億4000ドル、純利益は3%減の136億8600万ドル(1株当たり3ドル3セント)だった。サービスとウェアラブルが好調で売上高は第4四半期としては過去最高を更新したが、3四半期連続の減益となった。

 売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は629億9000万ドル、1株当たり純利益は2ドル84セント)を上回った。

 カテゴリー別の売上高は、iPhoneは9%減の333億6200万ドルと前年同期より減ったが、売り上げ全体の過半を占めた。Macは5%減、iPadは54%増、「Apple Watch」や「HomePod」、「AirPods」などのウェアラブルやアクセサリは、Apple Watchが好調で54%増だった。

 Appleが「シフトしていく」としているサービスは18%増の125億1100万ドル。このカテゴリーには、アプリストアのApp Store、動画配信サービスのApple TVとApple TV+、ゲーム配信サービスのApple Arcade、Appleの直販店、有料サポートのApple Careなどが含まれる。

 注目されるホリデーシーズンを含む10〜12月期の予測は、売上高は855億〜895億ドルクロスマージンは37.5〜38.5%とした。

 ティム・クックCEOは発表文で「新世代のiPhone、新しいAirPods Pro、11月1日からスタートするApple TV+などの最高の製品とサービスのラインアップで、ホリデーシーズンの四半期については非常に楽観的だ」と語った。
2019年10月31日 08時10分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/31/news057.html