>>1 から続く

□詳細
<GDP>

・GDP改定値での下方修正は、法人企業統計でのソフトウエアを除いた設備投資(前年同期比1.7%減)を反映している−内閣府担当者
・減速はしたが引き続き内需が成長を支えているという構図に変化はない−内閣府 

<国際収支>

・経常収支の黒字幅縮小は、貿易収支とサービス収支の赤字幅拡大が要因−財務省担当者
 ・貿易収支の赤字幅拡大は、中国向けの自動車部分品や半導体製造装置などの輸出減が要因
 ・貿易の輸出数量と為替の関係は相関が薄れてきている−円高の影響
 ・サービス収支はその他業務と通信コンピューター情報などでの赤字幅拡大が背景
・旅行収支は黒字幅が若干縮小。訪日外国客数は伸びているが、夏休みで出国日本人数が増えたことが要因
・第1次所得収支の黒字幅拡大は、海外子会社などからの配当金受け取り増加で直接投資収益が増加
 ・第1次所得収支、直接投資収益、配当金はいずれも7月として過去最高

□背景
・4−6月期法人企業統計では、GDP改定値に反映されるソフトウエア除く全産業(金融・保険を除く)の設備投資が11四半期ぶりマイナス。米中貿易摩擦の影響で投資が手控えられ、製造業がマイナスに転じた
1−3月設備投資は10期連続プラス−市場予想を上回る - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-02/PSCMYO6K50Y501
・政府は8月の月例経済報告で日本経済の総括判断について、「景気は緩やかに回復している」を維持。一方、世界の景気は半年ぶりに下方修正
・7月の景気動向指数速報値は2カ月ぶりに上昇。基調判断は、景気後退の動きが下げ止まっている可能性が高いことを示す「下げ止まり」に据え置き