ソフトバンク(9434)と英半導体開発大手アーム・ホールディングス(HD)傘下のアーム・リミテッド、博報堂DYホールディングス(2433)傘下の博報堂の3社は5日、法人向けにデータを活用したマーケティングを支援する新会社を設立したと発表した。

新会社「インキュデータ」では、ソフトバンクのデータや最新技術、博報堂が保有する消費者データに加え、アームが提供するデータのプラットフォームを活用することにより、顧客のマーケティング業務を支援し、商品の企画や営業、製造、物流など事業全体を効率化できるようになるという。具体的には集客の効率化や優良顧客の増加を見込めるようになるとしている。

新会社の資本金は20億円で10月1日から事業を開始する。社長にはソフトバンクの藤平大輔デジタルマーケティング事業統括部長が就く。

ソフトバンクの今井康之副社長は「今後の企業活動はデータを活用して変革していくことが非常に重要になり、乗り遅れた企業は衰退してしまう」と強調した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/9/5 16:19
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL05HGI_V00C19A9000000/