積水ハウス(1928)が5日発表した2019年2〜7月期の連結決算は、純利益が前年同期比34%増の774億円と、2〜7月期として過去最高となった。主力の戸建住宅事業や国際事業が好調だった。

売上高は20%増の1兆2078億円、営業利益は44%増の1130億円とそれぞれ2〜7月として過去最高だった。戸建住宅事業では、実質的なエネルギー消費がゼロになる「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」の販売好調が続き、部門別営業利益は32%伸びた。国際事業の部門別営業利益が前年同期の約15倍となった。米国の賃貸住宅開発事業で物件の売却が当初計画より早まったことが収益を押し上げた。

もっとも、賃貸住宅事業は営業減益となった。物件の大型化に伴う工事の長期化などで売り上げの計上時期が後ずれした。

20年1月期通期の連結業績については、従来予想を据え置いた。売上高は前期比10%増の2兆3670億円、純利益は8%増の1390億円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/9/5 16:14
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL05HGX_V00C19A9000000/