8月下旬の日米首脳会談後の会見で言及された米国産飼料用トウモロコシの前倒し輸入を巡り、飼料業界が困惑している。国内のトウモロコシの害虫被害が理由とされているが、トウモロコシは輸入品と国産品で用途が違う。市場に不足感もなく、飼料メーカーなどから「前倒して購入する必要は当面ない」との声が上がる。

配合飼料に使うトウモロコシは炭水化物やタンパク質が多い「濃厚飼料」と、繊維質が多い「粗飼料」に分かれる。…

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2019/9/5 11:52
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49436810V00C19A9QM8000/