調査会社のMMDラボ(東京・港)は、スマートフォン依存に関して、自覚している人が約7割だったとの調査を発表した。「かなり依存している」と答えた割合が一番多かったのは30代で約3割に上った。歩きスマホに関しては、9割を超える人が危ないと回答した。

スマホを所有する15〜69歳の男女562人を対象に8月に調査した。スマホ依存に関して、当てはまることを複数回答で聞いたところ、最も多かった回答は「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」で67.3%だった。続いて「食事中でもスマホを見ることが習慣になっている」が67.1%、「トイレに行くとき、必ずスマホを持って行く」が56.4%だった。

当てはまる項目の平均は2016年に実施した調査と比較して、どの年代も増えていることがわかった。16年に3.5個だった当てはまる項目の数が、今回の調査では4個に増えた。

歩きスマホをしている人が原因でぶつかった、ケガをした経験がある人は13.2%だった。歩きスマホに対する規制などについては5割の人が「必要」と答えた。歩きスマホ専用レーンについては、他人が歩きスマホをするため「必要があると思う」と答えた人は25.6%に上った。
2019/9/5 11:03
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49435310V00C19A9X30000/