国内外にスーパーなどを展開した元ヤオハングループ代表の和田一夫(わだ・かずお)氏が8月19日、死去した。90歳だった。

日本大経済学部卒。両親が創業した静岡県熱海市の青果店「八百半商店」に入社。1962年、社名変更後の八百半デパート社長に就任した。

71年に海外進出を果たし、世界十数カ国でスーパーを展開する国際流通グループとなった。97年に中核のヤオハンジャパンが経営破綻。その後は若手起業家向けに経営コンサルタントや講演活動をしていた。

母の故カツさんはNHKドラマ「おしん」の主人公のモデルとされる。

2019/8/29 13:32
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49138980Z20C19A8CZ8000/