医療費抑制につながる市販薬の利用が広がらない。湿布や鼻炎薬など市販薬があるのに、利用者が病院に通って処方される医薬品の総額が5千億円を超すことが日本経済新聞の調べでわかった。処方薬は自己負担が原則3割と安いからだが、残りは税金や保険料で賄う。一律に保険を使う制度を改め、代えがきかない新薬に財源を振り向ける必要がある。

■病院での自己負担、市販の4分の1

2016年度の医療費は42兆円で、うち薬の費…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47086730Y9A700C1SHA000/