コインランドリーチェーンを運営するWASHハウス(宮崎市)は6月17日、今秋をめどに国内の全597店舗にQRコード決済を導入すると発表した。対応するサービスは秋に正式発表する予定だが、PayPay、LINE Pay、Alipayなどで決済すると、洗濯や乾燥が始まる仕様になるという。利用料金は未定。

 今後、各QRコード決済サービスと連携した決済システムの構築を進め、支払いを終えた時点で機器の操作が可能になる仕組みを整える。決済や機器の操作が可能なスマートフォンアプリ「WASHハウスアプリ」も開発する。

 具体的なアプリの機能は、(1)使いたい洗濯機・乾燥機を指定できる機能、(2)QRコード決済サービスを選択し、料金を支払える機能、(3)決済後に、 指定した機器の運転を始められる機能、(4)運転の残り時間やキャンペーン情報を通知する機能――などを予定する。

 仕組みの検討と、決済システムとアプリの開発は、提携する西日本電信電話(NTT西日本)とNTTビジネスソリューションズが担当する。

 WASHハウスは先進技術を活用した店舗運営に注力しており、本社から遠隔操作で機器を操作できる“IoTコインランドリー”なども運営している。今回の施策は、日本政府が2025年までに、国内のキャッシュレス決済の比率を現行の20%から2倍に引き上げる目標を掲げていることを踏まえた。

2019年06月17日 14時20分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/17/news092.html