【広州=川上尚志】中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は16日、トランプ米大統領が安全保障上の脅威がある外国企業から米企業が通信機器を調達するのを禁じる大統領令に署名したことについて「米国の企業や消費者の利益を損なう」と非難する声明を出した。

声明では「米国での次世代通信規格『5G』の建設が遅れる」と指摘。「不合理な制限は当社の権利を侵害し、厳重な法律問題を引き起こす」とも主張した。米商務省もファーウェイへの輸出規制を決めており、打撃を受ける同社の経営への懸念が広がっている。
2019/5/16 10:27
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44863780W9A510C1MM0000/