日本郵政が15日発表した2019年3月期の連結純利益は前の期比4%増の4794億円だった。中核の郵便・物流事業で宅配便「ゆうパック」などの取扱数量の増加により日本郵便の収益が拡大したことが利益を押し上げた。2月に公表した見通し(同7%減の4300億円)を上回った。

売上高にあたる経常収益は前の期比1%減の12兆7749億円だった。傘下のゆうちょ銀行で国債利息の減少を主因に資金利益が減少したことなどが響いた。経常利益は同9%減の8306億円だった。年間配当は50円とした。

今期(20年3月期)の連結業績予想で、純利益は前期比12%減の4200億円を見込む。年間配当予想は50円(中間配は25円)とした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/5/15 15:31
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL15HMA_V10C19A5000000/