ソニーは画面が縦に長く、同時に2つのアプリを利用できるスマートフォンの新型モデルを国内で初めて公開しました。

ソニーが国内で初めて公開したスマホの新型モデルは、画面の縦と横の比率が21対9と通常のスマホより縦に長いのが特徴です。

4Kの有機ELディスプレーを採用し、画面を横にすれば映画のスクリーンの縦と横の比率に近く、映画などの動画を集中して視聴できるといいます。

また、同時に2つのアプリを見ることが可能で、例えば動画を楽しみながら地図アプリを確認したり、SNSを使うことができます。

ソニーではことし初夏以降の発売を予定しており、赤字が続くスマホ事業を回復させる切り札としたい考えです。

スマホをめぐっては、最大の市場の中国で売れ行きが大きく落ち込むほか、世界の多くの市場で出荷台数が減少傾向となっています。

メーカー各社の間では韓国と中国のメーカーが相次いで折り畳み式のスマホを発表するなど世界的な競争が激しくなっています。

「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の岸田光哉社長は「他社と同じことをするのではなく、これまで培ってきたソニーならではの技術でユニークな存在として勝ち残っていきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190416/K10011885941_1904161715_1904161726_01_03.jpg
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190416/k10011885941000.html