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NSAの海外に対するクラッキング

スノーデンによると、NSAは世界中で6万1000件以上のハッキングを行っており、そのうち
数百回以上が中国大陸と香港の政治、ビジネス、学術界を目標として行われ、香港中文大学
もターゲットの一つだったという。中国へのハッキングは2009年以降に活発化したとした。
NSAはドイツなど外国の情報機関と共謀して情報収集することもあり、外国との共同作戦の
ための専門の委員会がNSAに設置されている。ドイツにはNSAによって盗聴や通信傍受の手技
が伝授され、またプライバシー侵害を非難されないようにするための情報交換も行われていた。
ドイツはそれらの活動により中東諸国の情報を得ていたとされた。

日本

菅義偉内閣官房長官は「米国内の問題なので、米国内で処理されることだ」「日米間の
外交においては、しっかりと秘密は守られるべきだ」とのみ述べた。

2015年(平成27年)7月31日には、内部告発サイト「ウィキリークス」がNSA(アメリカ
国家安全保障局)が少なくとも2006年ごろから日本の内閣・日本銀行・財務省などの
幹部の盗聴を試みていたとして、アメリカ合衆国連邦政府の関連文書を公開されているが、
菅義偉内閣官房長官と安倍晋三内閣総理大臣は「事実であれば極めて遺憾」と述べる
のみで、抗議には至らなかった。