リクルートライフスタイルが発表した旅行サイト「じゃらんnet」の国内宿泊予約状況によると、ゴールデンウイーク(GW)の宿泊予約数のピークは4月28日で前年同時期比で2.8倍となった。都道府県別の人気旅行先の1位は前年に引き続き北海道だった。前年10位の福岡県が7位に上昇。ホテルの新設や改装が相次ぎ、人気を押し上げたと分析した。

同社の旅行サイト「じゃらんnet」の宿泊予約数を集計した。GW期間中の宿泊予約数は10日間全てで前年を上回った。例年のGWは予約数の山が2つできるが、10連休である今年はGW全体に散らばっているのが特徴。「GW期間前後の予約数も多い」(同社)という。

今年は10連休になったことで宿泊を伴う旅行をする人も増えている。同社が2月に実施したアンケートでは、例年のGWと比べ計画に変化があったかという質問に対して、17%が「例年は日帰りだが今年は宿泊旅行をする」と答えた。

人気旅行先トップ3の顔ぶれは昨年と同じで、1位の北海道に続いて2位は沖縄県、3位は東京都となった。上位10位のなかでは福岡県の躍進が目立ち、2016年の調査開始以降、最高となる7位に入った。

「じゃらん」の大橋菜央統括編集長はこれからの宿泊先の見つけ方として「直前でキャンセルする人もいるので1週間、3日前などに再度検索してみてほしい」と助言。目的地の隣の駅で検索するなど探し方を変えることで空室を見つけられるケースもあるとした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43527100Z00C19A4000000/