ドワンゴは教育支援会社クラッシー(東京・新宿)と組み、高校生向けの学習用動画を共同制作する。ドワンゴの持つ技術力や学習アプリと、クラッシーが高校の授業の現場で進めてきた情報通信技術(ICT)化のノウハウを組み合わせて、学習コンテンツの制作や新しい教育サービスの開発に取り組む。

ドワンゴが展開する高校生・社会人向けの学習アプリ「N予備校」の大学受験対策講座を担当する予備校講師がクラッシーの学習カリキュラム・教材を活用。新しい映像コンテンツを共同で制作し、クラッシーの利用者に提供する。

ドワンゴのN予備校は予備校講師による大学受験対策講座や、ドワンゴのエンジニアが教えるプログラミング授業などを展開。双方向のシステムで生放送とオリジナルの教材で学べる。N予備校は角川グループの通信制高校「N高校」の生徒向けだが、N高校の生徒でなくても月額約1000円で受講できる。

クラッシーは学習コンテンツとして2万5千本以上の「学習動画」などを提供しているほか、学校内の活動の結果を蓄積し振り返ることができる「生徒カルテ」などを通じて、教育現場全体のICT化を進めている。
2019/3/25 12:24
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42858470V20C19A3X30000/