[ロンドン 5日 ロイター] - 英ヴァージン・アトランティック航空は、女性の客室乗務員に化粧を義務付けた社則を変更し、ノーメイクでの勤務を認めるとの新指針を発表した。

ズボンの着用についても、これまでは制服部門に特別注文する必要があったが、標準のオプションとして認められ、入社時に女性全員に標準オプションとして提供されるようになったという。

同社は、「新指針により快適さが増すだけでなく、勤務中における従業員の自己表現方法の選択肢が広がる」との声明を発表。「女性従業員は、希望する場合は、化粧する義務はなくなった。ただし、(口紅やファンデーションなど)当社の指針に沿って提供されているパレットを使用することは歓迎される」と付け加えた。

この規則改定は、社内からのフィードバックに基づくもの。

航空業界では競合他社の間にも従来の乗務員服装規則を緩和する動きが広がっており、2016年には英ブリティッシュ・エアウェイズが女性従業員のズボン着用禁止規則を撤廃した。ただ、同社やエミレーツ航空など数社は、現在も女性従業員に勤務中の化粧を義務付けている。
https://jp.reuters.com/article/britain-virgin-atlantic-uniforms-idJPKCN1QN05I