2014.10.9
架空発注を繰り返して勤務先から計約1億5千万円をだまし取ったとして、横浜地検特別刑事部は8日、詐欺容疑で、
東芝の子会社、東芝ライテック(横須賀市)の元社員、新藤静代容疑者(59)=横浜市金沢区=を逮捕した。
地検は認否を明らかにしていない。
調べによると、新藤容疑者は同社技術管理部のグループ長だった平成21年4月から22年12月までの間、
下請けの印刷会社の社員を利用し、製品に関する図面データ作成などの発注を何度も偽装。
受領印を押した虚偽の内容の納品書を東芝ライテックの担当社員に提出し、取引先金融機関から印刷会社名義の口座に
代金計約1億5千万円を振り込ませていた。

NEC系社員、15億円着服の疑い 刑事告訴も検討
NECのグループ会社「ネッツエスアイ東洋」(川崎市)の40代の男性社員が昨年12月までの8年間に
会社の資金約15億円を着服した疑いがあることが17日、分かった。NECが同日発表した。
同社側は社内調査が終わり次第、この社員を処分する方針で、業務上横領容疑などで刑事告訴することも検討する。
NECなどによると、男性社員はネッツエスアイ東洋で経理を担当。2005年ごろから取引先への
支払いの際に二重に小切手を振り出し、水増し分を現金化して着服する手口を繰り返していた。
不正が発覚しないよう、銀行の残高証明書などを改ざんする偽装工作も続けていたという。