□登録会員限定記事 現在はどなたでも閲覧可能です

 パナソニックは2019年1月15日、モバイルノートパソコン「レッツノート(Let's note)」の春商戦向けモデル4機種15モデルを発表した。12.1型液晶ディスプレーを搭載した主力機種の「レッツノート CF-SV8シリーズ」で、スリープ時でもメールの受信やWindows Updateなどの処理をバックグラウンドで実施するWindows 10の「モダンスタンバイ」機能に対応したほか、2機種で従来機種より最大動作周波数の高いCPUを採用した。価格はオープン、発売は2019年1月25日。

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/03826/ph1.jpg
モダンスタンバイ機能に対応し、CPUの動作周波数も従来機種より高くした「レッツノート CF-SV8シリーズ」
(出所:パナソニック)

 主力のSV8シリーズはバッテリー駆動時間が14〜21時間と長いことを生かし、米マイクロソフト(Microsoft)がWindows 10で搭載したモダンスタンバイ機能を使えるようにした。スリープからの復帰時間を短くして使い勝手をスマートフォン(スマホ)に近づけたほか、メールの受信やWindows Updateをスリープ中に実施することで、ユーザーがPCを使い作業する際の待ち時間を減らしている。また、「Skype」の着信やインスタントメッセンジャーアプリのメッセージ受信、Bluetooth接続のマウスやキーボードの操作などにより、PCをモダンスタンバイ状態から自動で復帰させることも可能だ。なおパナソニックによると、モダンスタンバイ機能を無効にすることはできない。

 CPUの高速化はSV8シリーズと、10.1型液晶ディスプレーを搭載した「レッツノート CF-RZ8シリーズ」の2機種で実施。SV8シリーズの上位モデルは最大4.6GHz駆動(標準1.8GHz駆動)の「Core i7-8565U」を搭載した。従来機種は最大4GHz駆動だった。RZ8シリーズの上位モデルは最大3.9GHz駆動(標準1.3GHz駆動)の「Core i5-8200Y」を搭載し、従来機種の最大3.2GHz駆動より高速化を図った。

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/03826/topm.jpg
レッツノート春モデルのラインアップ
(出所:パナソニック)

 SV8シリーズは予想実勢価格22万5000円前後〜33万円前後の7モデル、RZ8シリーズは同21万5000円前後と27万5000円前後の2モデルをそれぞれ用意。14型液晶ディスプレーを搭載する「CF-LV7シリーズ」は同21万円前後〜31万円前後の4モデル、12型液晶ディスプレーを搭載しキーボード部を着脱可能な「CF-XZ6シリーズ」は同27万円前後と31万6000円前後の2モデルをそれぞれ用意する。このほか、SSD容量やLTE通信モジュールの有無などの仕様をカスタマイズできる直販モデルを、パナソニックのWebサイトなどで販売する。

関連ページ
カスタマイズレッツノート | パナソニック公式通販サイト - Panasonic Store
https://ec-club.panasonic.jp/pc/

2019/01/15 13:30
日経 xTECH(クロステック)
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/03826/