世界最大のホテルチェーン「マリオット」グループのウェブサイトから、利用客の情報が流出した問題で、マリオット・インターナショナルは、この中には、約2550万人分のパスポート番号が含まれていたと発表しました。

マリオット・インターナショナルは去年11月、傘下の「スターウッド」の予約サイトのデータベースが、外部から不正なアクセスを受け、利用客の氏名やクレジットカード番号などが流出したおそれがあると明らかにしています。

これについて、マリオット側は4日、流出した情報には、約2550万人分のパスポート番号が含まれ、このうち、約525万人分は暗号化されていないものだったと発表しました。この中に日本の利用客に関係する情報が含まれているかどうかは明らかになっていません。

また、去年11月の発表では、流出した情報は最大で5億人分と説明していましたが、最大で3億8300万人分に下方修正しました。

マリオット・インターナショナルは「顧客の皆様の懸念にしっかりと対応していきたい」とコメントしています。

この問題をめぐっては、アメリカのポンペイオ国務長官が、中国によるサイバー攻撃が原因だという見方を示しています。
2019年1月5日 11時04分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190105/k10011768261000.html