19日に東京証券取引所第1部に新規上場した携帯電話大手ソフトバンクの株価は大幅に下落し、終値は公開価格の1500円を下回る1282円となった。時価総額は6兆1371億円で、初値ベースの7兆35億円から9千億円近く目減りした。同日の終値に基づく時価総額としては同業のNTTドコモやKDDI(au)に届かず、東証で10位だった。

 ソフトバンクの宮内謙社長は東京都内で記者会見し、株価が低調だったことについて「市場の反応を真摯に受け止める。ここをスタート地点にして企業価値向上に努める」と述べた。

 初日の取引は朝方から売り注文が膨らみ、午後も一段と下げ幅を拡大した。
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