米配達サービスのPostmatesは12月13日(現地時間)、独自開発の自走式配送ロボット「Serve」を発表した。来年にもカリフォルニア州サンフランシスコなどでサービスを開始する計画だ。
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 Postmatesは、専用のiOS/Android/Webアプリで配達可能な商品を選んで注文すると、最寄りの店でそれらの商品を購入して1時間以内に届けるサービスを米国の一部地域で展開している。その配達で、Serveを利用する。

 歩道を歩行者と一緒に歩く速度で移動し、曲がるときには目のように見えるライトや縁のライトで周囲に知らせる。Velodyne LidarやNVIXIAのXAVIERプロセッサを搭載し、1回の充電で約48キロの走行が可能。1度に運べる荷物の重さは約23キロだ。

 タッチスクリーンとカメラを備えており、ユーザーはServeとコミュニケーションできる。

 Postmatesは人通りの多い北カリフォルニアの歩道でプロトタイプの実験を繰り返し、消火栓の回避や高齢者や障害者をいたわる方法を学ばせたとしている。米TechCrunchによると、同社はサンフランシスコ市当局から公道走行の許可を間もなく得られる見込みという。
2018年12月14日 10時03分
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