世界最大のホテルチェーン「マリオット」グループで、宿泊予約のウェブサイトが外部から不正にアクセスされ、最大で5億人分の利用客の情報が流出したおそれがあることが分かりました。

マリオット・インターナショナルが30日、明らかにしたところによりますと、傘下の「スターウッド」の予約サイトのデータベースが外部から不正にアクセスされていたということです。

会社側が不正アクセスを把握したことし9月以降、調査を行った結果、利用客情報の流出は5億人分に上るおそれがあるということです。

また、このうち3億2700万人分は、個人の氏名のほか電話番号、パスポート番号、それにクレジットカード番号などが含まれている可能性があるということです。

不正なアクセスは2014年以降に行われており、流出情報のうち日本の利用客に関係するものが含まれているかどうかは明らかになっていません。

「マリオット」は、世界最大のホテルチェーンで、会社のウェブサイトによりますと「シェラトン」や「ウェスティン」などの高級ホテルをはじめ、世界130以上の国と地域で6700の宿泊施設を運営しています。
2018年12月1日 7時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181201/k10011730731000.html