自民党は21日、2020年夏に開く東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として国全体の時間を夏だけ早めるサマータイムの導入を断念すると正式表明した。導入可否を検討する研究会を党本部で開き、五輪に間に合わせるために必要な今国会への関連法案提出が間に合わないと説明した。

 サマータイムは、マラソンや競歩など屋外競技の選手の体調に配慮する暑さ対策として浮上。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が7月、安倍晋三首相に検討を要請していた。

 遠藤利明元五輪相は研究会で「日本の現状を踏まえ、暑さ対策にしっかり取り組みたい」と強調した。

【共同通信】

2018年11月21日 / 13:56
ロイター
https://jp.reuters.com/article/idJP2018112101001542?il=0