農業に携わる全国の女性を支援しようと、「農業女子プロジェクト」と呼ばれる活動の推進会議が開かれ、企業との共同プロジェクトをさらに増やしていくことを決めました。

この活動は、担い手の減少や高齢化が進む農業分野に女性の参入を増やそうと、農林水産省などが5年前から始めたものです。

16日は、活動の推進会議が開かれ、農業に携わる全国の女性や企業や大学の関係者ら約100人が参加しました。

はじめに、吉川農林水産大臣が「魅力ある農業に向け、皆さんの力やアイデアを生かしていきたい」とあいさつしました。そして、これまでの活動内容が報告され、すでに34社の企業が参加し、このうち農機具メーカーとともに女性にも使いやすい草刈り機を開発したことなどが紹介されました。

そのうえで、SNSなどを活用して農業に携わる女性どうしの交流を一段と図ることや、新たな商品やサービスを開発するために企業との共同プロジェクトをさらに増やしていくことを決めました。

三重県から参加した女性は「大きな企業と関わることができるので、女性ならではの視点で農業に関係するビジネスを生み出していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181116/k10011713461000.html