国税庁は31日、約100カ国・地域が自国内の金融機関にある外国居住者の口座情報を交換する新制度により、同日時点で日本居住者が海外に持つ口座情報約55万件を入手したと発表した。富裕層の海外資産の把握に苦心してきた国税当局にとってはまさに「宝の山」。国境をまたぐ脱税や租税回避を防ぐため、入手した情報を活用して税務調査を進める方針だ。

国税庁によると、9月以降入手した口座情報55万件は64カ国・地域に…

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2018/10/31 15:09
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37164730R31C18A0CR8000/