NECネッツエスアイは15日、人工流れ星のスタートアップ、ALE(エール、東京・港)に出資したと発表した。出資額は非公表だが数千万円規模とみられる。宇宙ビジネスについては今後、大手企業にとどまらず、スタートアップの参入が世界的に加速する。関連ビジネスの拡大に向け、ALEと組み国内外で需要を掘り起こす。

ALEは人工的に流れ星をつくるエンターテインメント事業を計画するスタートアップ。小型衛星から小さな球体を放出し、流れ星を発生させる技術を開発している。球体が大気圏に突入する時に燃え尽きる光で、流れ星を再現する。

NECネッツエスアイは地上システムの構築など衛星関連事業で実績がある。ALEに出資するとともに衛星運用サービスを提供し、民間衛星を対象にした地上システム、運用ノウハウなどを構築する。

今後も海外を含め宇宙スタートアップともサービスを広げるほか、宇宙関連のデータも活用することで新規事業を立ち上げる。

2018/10/15 14:19
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36487670V11C18A0X20000/