厚生労働省が21日発表した7月の毎月勤労統計(確報値、従業員5人以上)によると、名目賃金にあたる1人あたりの現金給与総額は前年同月比1.6%増の37万6619円だった。増加は12カ月連続。伸び率は速報値(1.5%増)と比べて上方修正された。

 内訳をみると、基本給にあたる所定内給与が1.0%増(速報値は1.0%増)で、残業代など所定外給与は1.6%増(同1.9%増)、ボーナスなど特別に支払われた給与は2.8%増(同2.4%増)となった。

 物価変動を除いた実質賃金は0.5%増と速報段階(0.4%増)から上方修正された。パートタイム労働者の時間あたり給与は2.0%増の1133円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/9/21 9:46
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HI5_R20C18A9000000/