民間気象会社「ウェザーニューズ」(千葉市)は13日までに今年の紅葉の見ごろを予想した結果を公表した。スマートフォンのアプリなどで情報提供している。北海道や東北、関東は暖かい日が続くため平年より4〜7日ほど遅く、東海以西では平年並みとしている。既に北海道の大雪山旭岳では一部の葉が色づき始めているという。

 同社によると、色づきの鮮やかさは夏と秋の天候に左右されるが、猛暑や豪雨の影響は限定的になりそうだ。9月は北海道から近畿で残暑が続き、10月も北海道と東北では平年より気温が高めなため、例年この時期に見ごろを迎える標高が高い山では見ごろが遅くなる可能性がある。

 10〜12月は平年並みの気温と予想され、紅葉の見ごろも平年と変わらない地域が多いが、関東は11月に気温が高めになるとみられ、平野部では平年より見ごろが遅くなりそうだ。西日本では豪雨の影響で葉が傷んでいる様子が確認されたが、色づきへの影響は少ないとしている。〔共同〕

2018/9/13 17:22
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35330540T10C18A9CR8000/