インターネットを利用して副業をする人が増える中、確定申告などの事務作業を支援するサービスが相次いで始まっています。

このところインターネットのフリーマーケットの普及などで副業をする人が増えていますが、こうした人は一定以上の所得があると確定申告をする必要があるほか、契約書が必要になるケースも多く、事務作業が負担になっているという指摘が出ています。

このため、会計ソフト大手の「フリー」は、今月からホームページで、副業で確定申告が必要かどうかや、納税額がいくらになるかを無料で診断するサービスを始めました。
さらに、確定申告を行う場合には、必要な書類を作成するサービスも提供しています。

担当の前村菜緒さんは「大企業の中には、副業をやってみたいけど、自分で税金のことを考えたり確定申告をしたりするのが不安で、一歩を踏み出せない人がいると聞いているので、そういう人への後押しになればと思う」と話しています。

このほか、業務委託の仲介を行っている「ランサーズ」も、副業やフリーランスで働く人を対象に、ことし6月から1か月480円で契約書の作成支援などを提供するサービスを始めています。

副業をする人が増える中で、こうしたサービスはさらに増加することが予想されます。
2018年8月27日 4時30分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180827/k10011595201000.html