サッカーの本田圭佑選手が21日、東京・霞が関の経済産業省を訪れ、世耕弘成経済産業相と会談した。経営者や投資家としても知られる本田選手。日本のベンチャー企業支援策について意見交換し、同省のベンチャー企業支援事業の「スペシャルサポーター」への就任も決まった。

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会後、本田選手から会談の要望があったという。本田選手は会談の冒頭、「起業家をサポートしているが、日本は(ベンチャー支援の)ネットワークやコミュニティーがとてつもなく小さい。今後も積極的に発信していきたい。色々ご一緒できれば」と意欲を語った。

 経産省は6月、世界に進出する日本のベンチャー企業を支援する「J―Startup」を立ち上げ、支援対象として92社を選定。投資家とのマッチングなどを始めている。経産省は、同省HPに本田選手のメッセージを掲載することや、本田選手が参加する関連イベントの開催などを検討する。
2018年7月21日09時52分
https://www.asahi.com/articles/ASL7P2QRBL7PUTFK002.html