2018年3月期に1億円以上の報酬を受け取った上場企業の役員が前期より72人増え、538人だったことが東京商工リサーチの調査でわかった。開示が義務づけられた10年3月期以降で最多。東京商工リサーチは「最高益が相次ぐなど好業績が反映された」(情報本部)と分析している。

 今月3日までに18年3月期の有価証券報告書を開示した上場企業2421社について集計した。

 1年間に1億円以上を受け取った役員がいる企業は前期より17社多い240社で、最多は三菱電機の22人だった。

 1人当たりの最高額はソニー会長(前社長)の平井一夫氏の27億1300万円で、前年の約3倍に増えた。

2018年07月14日 08時11分
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180714-OYT1T50014.html