13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸した。終値は前日比409円39銭(1.85%)高の2万2597円35銭だった。6月21日以来、約3週間ぶりの高値。前日の米株高を受けて投資家心理が強気に傾いた。外国為替市場で円相場が1ドル=112円台後半で推移し、電機や機械などの輸出関連株を中心に買いが入った。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割を超えた。

 米中通商問題を巡り新たな悪材料が出ておらず、米中摩擦への懸念がやや後退した。前日の米株高の流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄が買われた。コマツや日立建機など中国関連とされる銘柄が上昇した。

 ソフトバンクのほか、12日の取引終了後に好決算を発表したファストリなど主力の値がさ株の上昇が目立った。この2銘柄の上昇だけで日経平均株価を160円強押し上げた。

 日経平均は一時、上げ幅が500円を超える場面もあった。午後に入り、海外ヘッジファンドなどの短期筋が円安進行などを材料に株価指数先物の買いを膨らませ、現物株指数を押し上げた。

 東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前日比20.39ポイント(1.19%)高の1730.07で終えた。JPX日経インデックス400も続伸。終値は前日比182.86ポイント(1.21%)高の1万5342.42だった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5472億円。売買高は12億7836万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1547、値下がりは473、変わらずは80銘柄だった。

 任天堂やソニーが高い。東海カも上げた。一方、安川電やユニファミマが下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/7/13 15:29
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_T10C18A7000000/