ホンダは28日、二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」に関し、より実用的な後継機を目指して開発を進めていることを明らかにした。イベントで人に話し掛けるような役割から、介護などに役立つロボットへと進化させる。アシモの名称が変更になる可能性もある。

 ホンダ関係者は「二足歩行ロボットの開発を進める一方、アシモを使った活動も続けていく」と話した。アシモの制御技術を応用し、足腰が弱った人の歩行を助ける装置などを既に展開している。昨年には中国・上海の家電見本市で、自らバランスを取って立つことができる「倒れないバイク」を披露している。

 ホンダは2000年にアシモを発表し、一世を風靡した。11年に自分で状況を判断して行動する自律機能が進化した最新モデルを発表して以来、改良は行われていなかった。
2018.6.28 13:25
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180628/bsa1806281325004-n1.htm