アメリカが莫大な貿易赤字を出しながら世界の需要に応えていたのが、そもそも異常だったと思う。

アメリカは、需要に応える代わりに日本とかに米国債を買わせるとか、自動車産業の米国移転を進めさせるなど支配的要求をしてきた。問題の多いTPP加入を要求し、アメリカが抜けた。

世界のルールを自国が有利になるように変えて、グローバリゼーションを進めてきた。

アメリカは金融帝国の循環を創り上げ、失われた28年を日本は迎えようとしている。

今回、トランプの関税引き上げとかの話が、アメリカ帝国の一極支配を壊し、多極化を目指してアメリカを普通の大国を目指していると良いように捉えた方が良いかも知れない。

そもそもアメリカだけが世界の需要に応えるのが問題なわけで、逆にアメリカ包囲網で米国が有利なルール押し付けを是正出来ると期待する。アメリカが無理に需要創出をすると、いずれ第二のリーマンショックが来ると思う。

中国が一帯一路を進めてているのも需要を創り出そうとしている訳で、日本やEUやインドも需要創出に協力してアメリカと世界の需要減退、需要創出をソフトランディングさせて行くべきと思う。