Apple Watchに傷をつけてしまったカナダの男性が、小額裁判所でAppleを提訴しました。Apple Watchの宣伝文句が誇大広告であるとの訴えのようです。

「耐ひっかき性」は傷がつかないというわけではない
カナダメディアのiPhone in Canadaによれば、Appleを提訴したのはディーン・ルバキ氏(21歳)とのことです。ルバキ氏は、自身が所有するApple Watch Series 3に傷がついたのは、宣伝文句である「brilliantly scratch-resistant(素晴らしく傷がつきにくい)」が真実でないことの証明であると訴えています。

当初ルバキ氏は、傷がついたApple Watchを店舗にて返品しようと試みましたが、取り合ってもらえませんでした。マネージャーを出してくれと何度頼んでも、軽くあしらわれたとのことです。

ルバキ氏がAppleカナダと、ティム・クック最高経営責任者(CEO)向けに書いた手紙には以下のように記されています:

Apple Watchの背面がループバンドを引き付けることにより、消費者が何もしなくても傷がつくというのはデザイン上の欠陥である。

ルバキ氏によると、Apple Watch背面が磁石の働きをし、ループバンドが勝手に引き寄せられるため、ループバンドを取り外す際に画面に傷がつく可能性があるとのことです。
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ルバキ氏は、Appleに書いた手紙に返事が来なかったため、小額裁判所でAppleを提訴したとみられています。同氏は、精神的ストレスと、訴訟にかかった費用と時間分の補償的損害賠償を求めているようです。

ルバキ氏の訴えを受けて、AppleはApple Watchの取り替えと、無料アクセサリの授与を申し出たとのことですが、同氏は訴訟を進めるためオファーを断ったとされています。
2018年6月24日 04時28分
https://iphone-mania.jp/news-216790/