日本貨物航空(千葉県成田市)は16日、機体の整備記録に事実と異なる記載が見つかったとして、同日から全11機の運航を停止することを明らかにした。少なくとも1週間ほどは運航を止め、機体の安全性を確認するという。

 同社によると、同社が運航する貨物機(ボーイング747―8F型)で今年4月に行われた部品への潤滑油補給について、事実と異なる整備記録の記載が確認された。他の機体でも同様のことが行われている可能性があるとして、同社は運航する全機の確認を行うという。

 同社については、貨物機2機が事故を起こしていたのに適切な報告をしていなかったとして、国土交通省が5月から航空法に基づく立ち入り検査を行っている。関係者によると、この検査を通じて整備記録の問題が発覚したといい、国交省は同社の処分も検討している。
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