いわゆる民泊新法の施行を前に、先週、届け出のない物件の予約をキャンセルする措置をとった、民泊仲介サイトの世界最大手「エアビーアンドビー」は、今後、部屋の貸し出しを検討している人向けに、届け出方法の説明会を開くなどサポートを強化していくことになりました。

今月15日に施行されるいわゆる民泊新法では、民泊の部屋を貸し出す人は自治体への届け出が必要になりますが、手続きが煩雑だといった指摘もあり、8日の時点で、届け出の数は全国でも3000件程度にとどまっています。

こうした中、エアビーアンドビーは先週、届け出のない物件の予約を一部、キャンセルする措置をとりました。

これを受けて、今後、部屋の貸し出しを検討している人へのサポートを強化していく方針を打ち出したもので、全国60以上の都市で、届け出方法などに関する説明会を開くほか、届け出に関する専用の相談窓口を新たに設けるとしています。

こうした取り組みで届け出をするオーナーを増やしたい考えですが、どこまで効果が見込めるのかが注目されます。
2018年6月13日 4時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/k10011475791000.html