【ロサンゼルス=田原徳容】米ウォルト・ディズニー社は8日、同社傘下のアニメ映画製作会社「ピクサー」創立メンバーの一人で、創作部門の最高責任者を務めるジョン・ラセター氏(61)が、今年末に辞任すると発表した。

ラセター氏はセクハラ疑惑が発覚した昨年11月以降、休職していた。

AP通信によると、ラセター氏は年内は相談役として残り、その後はディズニー社を永久に離れるという。理由は明らかにされていない。

ラセター氏は1980年代からアニメ映画で数々のヒット作を手がけ「トイ・ストーリー」や「カーズ」のシリーズで監督を務めた。「アナと雪の女王」や今年のアカデミー賞受賞作「リメンバー・ミー」などの製作総指揮を務め、宮崎駿監督とも親交が深い。
2018年06月09日 10時38分
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20180609-OYT1T50048.html