玩具見本市「東京おもちゃショー2018」が7日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕した。バンダイやタカラトミーなど国内外197社が約3万5千点の玩具を出展。今年は2020年に小学校で必修化が決まっているプログラミング教育をテーマにした玩具に注目が集まった。10日までの会期中、14万人の来場を見込む。

 「カードを並べて車を動かすことでプログラミング思考を身につけることができます」――。学研ステイフル(東京・品川)のプログラミング玩具「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」はおもちゃの車をどんな順番でゴールに導くか自分で考えて遊ぶ。3歳からプログラミングの体験ができる。相場が2万円前後のプログラミング玩具だが、価格を6458円に抑えた。

 パン屋や本屋などが描かれたマットの上に車を置き、カードで車を動かす順番を決める。その順番通りにチップが内蔵されたカードを車にタッチさせると車がカードの順番通りに動く。「日本おもちゃ大賞」のエデュケーショナル・トイ部門で大賞を受賞した。同社は、組み立てて遊べる玩具「ニューブロック」とプログラミングを組み合わせた玩具も開発しており、11月に発売する予定だ。

 セガトイズ(東京・台東)のタブレット型玩具「マジカル・ミー・パッド」(税別1万5000円)でもプログラミングを体験できる。自分でバネなどを組み合わせて簡単なゲームを作ることができる。作ったゲームは実際に遊べ、楽しみながらプログラミング思考が身につくという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31490440X00C18A6X30000/