コーヒーチェーン「コメダ珈琲(コーヒー)店」が、主力商品のブレンドコーヒーを全国で1日から20円値上げした。値上げは消費税率がアップした2014年4月以来、4年2カ月ぶり。人件費や配送コスト上昇が値上げの理由という。

 東海3県を中心とした地域では400円を420円に、そのほかの多くの地域では420円を440円に改めた。サンドイッチなどほかのメニューについても店や地域によっては数十円値上げした。

 おひざ元の愛知県では昨年10月、最低賃金(時給)が26円上がって871円になった。前回の値上げがあった14年春時点と比べると91円の上昇。ほかの地域も同様で、人件費や原材料の値上がり分を含めると、自社の努力だけで吸収することが難しくなったという。

 一方、コーヒーに軽食を無料でつける「モーニングサービス」のトーストは、1枚あたり4ミリ厚くした。広報担当者は「単なる値上げではなく、商品価値を全体として高めたい」。

 名古屋市に本社があるコメダは青森、沖縄の両県を除く45都道府県で800店ほどを展開している。(斉藤明美)

(スレ立て依頼から)
2018年6月1日21時34分
朝日新聞デジタル
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