野田総務大臣は、日本を訪れている中国の情報通信相と会談し、通信速度が格段に速くなる次世代の通信規格「5G」の技術開発を進めるため、日中企業の連携を積極的に後押ししていくことなどで一致しました。

野田総務大臣は、27日午後東京都内のホテルで、中国と韓国の情報通信相と相次いで会談しました。

このうち、中国の苗※ウ工業・情報化部長との会談で、野田大臣は「日本は、人口減少が著しく、激しい時代を迎えようとしている。情報通信のポテンシャル・潜在能力を生かして乗り越えようとしており、それが中国にとっても役に立てる取り組みになると期待している」と述べました。そして、両大臣は、通信速度が格段に速くなる次世代の通信規格「5G」の技術開発を進めるため、日中企業の連携を積極的に後押ししていくことなどで一致しました。

このあと野田大臣は、韓国のユ・ヨンミン(愈英民)科学技術情報通信部長官と会談し、携帯電話を海外で使う際に、現地の通信会社を通じて通信を行う国際ローミングの料金の引き下げに向けて努力していくことなどを確認しました。

※「ウ」は土へんに干(下ははねる)
5月27日 20時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180527/k10011455101000.html