ソフトバンクは25日、データ通信量に応じて3段階の料金体系が自動的に適用されるプランを6月29日に始めると発表した。データ通信量が少ない利用者は月々の料金を下げられる。段階制の料金プランはKDDIが17年7月に投入したのを皮切りに、ドコモも25日から開始。格安スマホへの顧客流出対策として、携帯大手3社がそろって投入する。

 ソフトバンクの「おてがるプラン」は、1回5分までの国内通話が無料となる通話定額込みで、データ量1ギガバイトまでの場合、税抜き月額2480円、2ギガバイトまでは同3480円、3ギガバイトまでは同4480円となる。固定通信のセット割を提供した場合、1GBまで同1980円から利用できる。

 初めてスマートフォン(スマホ)を利用する人が対象。既にスマホを持っている利用者は1年目のみ同様の料金で、2年目以降は月1000円ずつ上乗せされる。新プランに加入するには「iPhone SE」や「Android One S3」など5機種のいずれかを購入する必要がある。

 携帯大手3社で、データ通信量に応じて段階的な料金が自動で適用されるプランが出そろった。ただ、KDDIは5段階、ドコモは4段階、ソフトバンクは3段階などプランの詳細は各社で異なっている。
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