NHK NEWS WEB 5月24日 15時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450801000.html

自動運転の車を買い物客などの移動手段にするための、公道での走行実験が千葉市の商業施設周辺で
行われました。

走行実験は、千葉市の幕張メッセからショッピングモールまでの片道およそ2キロの公道で、
千葉市と流通大手「イオン」、それに、自動運転の研究を進めている群馬大学のグループが行いました。

実験に使われた7人乗りの乗用車は、カメラやセンサーのほか、GPSを活用して、あらかじめ設定された
ルートを障害物を避けながら自動で走行できます。

実験では、安全のため運転席に人が乗っていますが、ハンドルなどを操作しなくても、自動的に赤信号で
停止したり交差点を右折したりする動きを確認していました。

イオンは、これまでに自動運転の小型バスの走行実験も行っていて、技術の実用化を見据えながら
商業施設周辺の移動手段として自動運転車の導入を検討したいとしています。

イオンでデジタル事業を担当する齊藤岳彦執行役は「お年寄りなど車を持っていない人にとって、
自動運転の車が実用化されれば便利になると思うので、今後も大きなバスや無人の車などの実験を
進めていきたい」と話していました。