電通はテレビ番組やCMの放送内容をインターネットや電子看板(デジタルサイネージ)にリアルタイムに連動させる広告配信システムを開発した。テレビで話題になった内容に関連する広告をタイミング良く流すことで、広告効果を高める狙いだ。

広告配信システム「スタジアライブ」の実証実験を始めた。テレビと連動する広告は、米グーグルや米ツイッターの広告などに配信する。テレビでCMを流した直後にインターネットでも関連の広告を配信することで、CMの認知度や効果を高める狙いだ。

テレビ番組の登場人物や場所などのキーワードに関連する広告をネットに流すことで注目度を高める。サッカー中継の得点シーンの直後に駅や店舗のデジタルサイネージの映像を切り替えるなどの利用法も想定される。
2018/5/22 11:24
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30795900S8A520C1X30000/