ロイター 2018年5月9日 / 16:14
https://jp.reuters.com/article/softbank-results-idJPKBN1IA0QU
(ソフトバンクグループの株価推移)
https://www.reuters.wallst.com/reuters/next/chart/chartsgen2?symbols=9984.T&;numberOfDays=90&width=286&height=178&realtime=0&scaleFactor=2&ChartsGen2=true

[東京 9日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)は9日、2018年3月期(国際会計基準)の
連結営業利益が前年比27.1%増の1兆3038億円になったと発表した。国内通信は先行投資で
減益となったものの、ビジョン・ファンドが利益を押し上げたほか、米携帯電話子会社スプリント(S.N)の改善も貢献した。

会社実績はトムソン・ロイターがまとめたアナリスト19人の予測平均値1兆3050億円とほぼ一致した。

ビジョン・ファンドとデルタ・ファンドのセグメント利益は3030億円だった。エヌビディア(NVDA.O)の
株価上昇が寄与した。

売上高は前年比2.9%増の9兆1587億円だった。国内通信やヤフー(4689.T)が売り上げを伸ばした。

一方、最終利益は前年比27.2%減の1兆0389億円と2年ぶりの減益となった。米税制改正のプラス効果は
あったものの、前期に中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)株式の売却益を
計上した反動に加え、同株資金化に係るデリバティブ損失などが響いた。

同社は通期予想を開示していない。アナリスト19人の営業利益予測の平均値は1兆2350億円と
減益予測となっている。